2021年9月22日号
<石 川 遼 物 語 第一弾>
石川遼がPGA下部ツアーコーンフェリーツアー出場を目標に、予選会であるQスクールからの
チャレンジを表明した。
その為にも日本ツアー「ブリヂストンオープン」(10月7~10日)で賞金ランクの結果を出し、
その後アメリカの地に旅立つ予定。
石川は2013年からPGAツアーへの参戦が始まったが、2017年にPGAツアー出場権を失って
帰国。そして、今後のゴルフ人生へ向け新たにPGAツアー復帰計画を語った。
(石川 遼)「(帰国時は)日本で経験を積み重ねて世界ランクを上げて、また絶対に戻ってくる
という思いでいたのですけど、今回は米国でやろうと思っています。」
Qスクールから下部ツアーに参戦、PGAツアー昇格という道のりに旅立つ決意を表明した石川遼。
PGAには韓国出身選手にかつて日本ツアーで戦って同じ道のりでメジャーに登り詰めた選手が
いる。
かつて日本ツアーで戦っていたイム・ソンジェ(韓国)もその一人だ。
2017年にQスクールを通過して翌年は下部ツアーに参戦。
2度の優勝に3度の2位など実力を示し、賞金王とPGAツアー新人王に輝いた。
PGAツアーに昇格すると、2020年には「ザ・ホンダクラシック」でPGAツアー初優勝を飾った。
そして、記憶に新しい今年の時の人となった新人王ウィル・ザラトリス(米国)も、下部ツアー
から進んだ一人だ。
2019年から下部ツアーに参戦。
20-21年シーズンはスペシャル・テンポラリー・メンバーとしてPGAツアーで25試合を戦い、
8度のトップ10入り。
また「マスターズ」2位「全米オープン」6位などポイントを積み上げ、翌シーズンのPGAツアー
出場資格を手に入れた。
下部ツアーに参戦するためには、11月4日からのQスクール・ファイナルステージでの上位入りが
条件。
その位置からPGAツアー昇格を目指し、コーンフェリーツアーで下積みを重ねることになる。
(石川 遼)「とにかくアメリカで、まずは1年間。先が読めないけど、今はコーンフェリーで
やってどうなるかという自分を見てみたい。」
アメリカでの下積み生活を選択した石川 遼!
応援せずにはいられないゴル吉。。。
一服して、進化した石川遼のスイングと肉体改造を見てみよう!
なるほど、トップがコンパクトになっている。
1点振り子から筋肉に優しいスイング回転に改善したのか?
A1タイプの石川遼ならではの肉体に優しい体幹を軸としたスイング回転、
ショルダー・パッキングを導入しているのが解ってくる。
次回、第二弾は田中コーチとの取り組みやギヤの改善(重り等)を探ってみよう。
では、連続写真分析堪能あれ!
【石川遼のスイング連続写真】 by ALBA
=プロ・トーナメントへの登竜門一口講座=
■Qスクール概要
プレ、ファースト、セカンド、ファイナルステージの4段階で実施。
プレは54ホール、そのほかは72ホールで行われる。
日本ツアー賞金ランク6~15位はセカンドから出場が可能。
*石川遼は同資格及び「全米オープン」予選通過の資格で、セカンドからの挑戦となる。
また、日本ツアーの賞金ランク1~5位(10月12日時点)に入ればファイナルからの出場が可能。
ファイナルの結果によって、翌年のコーンフェリツアーへの出場優先順位が決定する。
1位:22年シーズンを通しての出場
2~10位タイ:第2回のリシャッフルまで
11~40位タイ:第1回のリシャッフルまで
※リシャッフルは、ポイントランキングによって4大会ごとに行われる
■コーンフェリーツアーからPGAツアーへの道
コーンフェリーツアーでシーズン3勝を挙げるか、ポイントランク上位50人に入ればPGAツアーに昇格できる。シーズンを終えてポイントランク25位内の選手がPGAツアーメンバーに昇格。
そこから漏れた場合でも、終盤に行われる“入れ替え戦”の3試合(コーンフェリーツアーポイントランク75位までの選手と、PGAツアーのフェデックスカップランク126~200位の選手が出場)で25位以内に入れば昇格となる。
ゴルフ向上委員会 石川遼応援サイト
プロデューサー byゴル吉クロ
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